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顕熱・潜熱・全熱について

さっそくですが、皆さんは「顕熱(けんねつ)」・「潜熱(せんねつ)」そして「全熱(ぜんねつ)」をご存じでしょうか?


「顕熱・潜熱・全熱」は住宅内における湿気に深く関わってくるものです。


昔、中学校で習った「エネルギー保存の法則」は覚えていますか?私は覚えておりません!(笑)


このエネルギー保存の法則とは、分かりやすく言うと・・・水を沸騰させて熱湯を作ります。


その際、ガスコンロに火をつけて沸騰させた際、お湯を沸騰させる「ガスコンロの火」のエネルギーを10とします。


その後、水が沸騰して熱湯になった時、水に伝わった「熱エネルギー」が8とした時、残りの2はどこへ行ったでしょうか?


そうです!湯気となって空気中に含まれる水蒸気(気体)へ「熱エネルギー」が2の分だけ移動した事になります。

エネルギー保存の法則とは、熱エネルギーに例えると10のエネルギーを使った時、行先や形状等は違っても、どこかしらに熱エネルギーが合計10になるようなっております。


これをエネルギー保存の法則といいます。


ではこれをふまえて顕熱・潜熱・全熱について見ていきましょう!


顕熱とは?

顕熱とは、「物質の温度に顕れる熱」の事を顕熱と言います。


少し難しいので、分かりやすくする為に記事冒頭の例えを使うと・・・


お湯を作る為に鍋に水を入れて、ガスコンロに火を付けます。


すると数分で鍋の水は沸騰して熱湯に変わりますが、この時に「水が得た熱」の事を顕熱と言います。


顕熱とは物体の状態を変えずに温度を変化させる為に費やされる熱の事を差します。


では潜熱とは?


潜熱とは?

潜熱とは、「物質の状態が変化する時の費やされる熱」の事を潜熱と言います。


少し難しいので、分かりやすくする為に記事冒頭の例えを使うと・・・


鍋の水が沸騰して、湯気(水蒸気)に変わります。


この時に水が熱によって「湯気(水蒸気)へと状態を変化させた時の熱」の事を潜熱と言います。


潜熱とは、物質の状態が変化した時に費やされる熱の事を差します。


もっとも分かりやすい例を挙げるとコンプレッサータイプの除湿機は、この「潜熱」を奪って除湿しております。


空気中に含まれる水蒸気(気体)が除湿機(凝縮)によって潜熱が奪われ、水(液体)へと変化させて湿度を下げております。


これは潜熱が奪われた結果、空気中の水蒸気の量(絶対湿度)が減ったという事になります。


では最後に全熱とは?


全熱とは?

全熱とは、別名【エンタルピー】とも呼ばれ、顕熱と潜熱を合わせた(合計した)時の熱エネルギーの事です。


少し難しいので、分かりやすくする為に記事冒頭の例えを使うと・・・


水が沸騰してお湯になった時に得たの熱エネルギー【顕熱】と湯気(水蒸気)となって時に得た熱エネルギー【潜熱】を合計した熱エネルギーが【全熱(エンタルピー)】となります。


単純に「顕熱」+「潜熱」=「全熱(エンタルピー)」です。


基本的に私たちの日常生活において、知っておけば良いのは潜熱くらいであまり顕熱・全熱は知らなくても問題ありませんし、潜熱を知らないからと言って問題という事もありません。


ただ身近な知恵として夏涼しくする方法には「潜熱」が深く関わってきます。


潜熱を使った夏涼むための知恵とは?

皆さんは夏真っ盛りの時期に北海道へ旅行に行った事はありますか?ちなみに私は北海道民(道産子)です(笑)


北海道は九州(一例です)と違って、涼しく感じられます。


これは湿度が比較的、低いからですが、なぜ涼しく感じられるか分かりますか?


それは湿気(空気中に含まれる水分)が「熱を抱えている」からです。


北海道民が九州などに行くと気温はさておき、生ぬるい風に嫌気がさします。


これは空気中に含まれる水分が熱を持っている=潜熱があるからです。


話は変わって、夏の暑い日には良くおばあちゃんが玄関先で「打ち水」をします。


これは撒いた水が地面の熱を奪って、水蒸気へ状態変化して大気に放出される為、「涼しく感じる」のです。


実際は上で例を挙げたように風向きなどにより熱を持った水蒸気が人にあたると暑く感じますが、原理はこういう事です。


これらは全て潜熱によって得られる効果?現象?であって、顕熱や全熱ではありません。


しかし、住宅などでも除湿機を使って室内の湿度を下げる事で「涼しく感じられる」ようになるので、暑さ対策としては効果的です。


涼しいぃ~!と叫びたくなる程の温度変化ではありませんが、九州などで夏ジメジメした地域に住まわれている方は、住宅内の湿度を下げる事で涼しく感じられるので、暑さ対策に除湿機を使うよう検討されてみてはいかがでしょうか!?







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