FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



Comment (-)

換気で行う加湿・除湿について

平成15年7月1日に法律で義務化となったシックハウス対策の24時間換気ですが、必ずしもプラス要素ばかりではありません。


換気とは、住宅内の空気を新鮮な外気と入れ替えるもので、法律では1時間あたり住宅内の空気の半分を入れ替える事が決められております。


そこで考えられるのが、外気の温湿度状況の影響を受ける事です。


この国は夏に梅雨だったり、高温多湿な地域もあれば、冬に乾燥しており空気が冷たい地域もあります。


したがって換気を行う事で外気の影響を受けやすく、住宅内の環境が夏は暑く多湿で、冬は乾燥した冷たい空気が入りこんでくるという事です。


換気には、給排気を同時に機械で行う第1種換気方式と給気だけを機械で行い、排気を自然に行う第2種換気方式、第2種換気方式とは逆の排気を機械にて行い、給気を自然に行う第3種換気方式の3種類があります。


それぞれ特徴がありますが、日本の住宅で一番多く採用されているのが、「第3種換気方式」です。


では換気で湿度を調整する方法とはどういった方法でしょうか?


その方法は上で紹介した3種類ある換気方式の中でも寒冷地で良く使われている「第1種換気方式」を使った方法です!
 ※北海道のような寒冷地でも一番多く使われている換気方式は「第3種換気方式」です。


第1種換気方式のメリット・デメリット

それではここでは第1種換気方式のメリット・デメリットについて見ていきましょう!


◆第1種換気方式について

第1種換気方式は、給気と排気を1つの機械にて同時に行う方式です。


この第1種換気方式の最大のメリットは、「熱交換素子」という部材を活用する事で、室内の暖かい(または冷たい)空気を外へ排気する際、その熱を外気から給気した空気へ加温する事が出来る事が最大のメリットです。


熱交換素子にはそれぞれ性能に若干の違いがあり、大体が熱交換効率:70%くらいが一般的です。


そして分かり易く例を挙げる為に熱交換効率:50%の熱交換素子を付けた換気機器【熱交換式換気扇】を使って換気を行った場合ですが・・・


外気温度が-10℃、室内温度が20℃の時の温度差は30℃となり、この条件下で熱交換素子が付いている第1種換気方式で換気を行った場合、熱交換効率が50%なので温度差30℃の半分(50%)を外気側に加温します。


そうすると-10℃だった外気温度の空気に15℃が加温されて、+5℃の外気が室内に入ってきます。


この場合、熱交換効率が70%になりますので、温度差30℃の時は21℃加温する事が出来るので、-10℃の会期音の空気に21℃が加温されて、+11℃の空気が室内に入る計算になります。


こういった部材を使った換気方法はかなり昔からありますが、これらをどうやって「湿度管理」に役立てるのでしょうか?


ちなみに第1種換気方式を採用する際のデメリットは換気機器や換気ダクト内の清掃が大変という事です。


換気機器には定期的なメンテナンス(熱交換素子やフィルターについて)や換気ダクト内の清掃が困難な事です。


常に空気が流れているので、極端に汚れたりはしないと思いますが、それでも気になる方もいらっしゃると思うので、気になる方は第2種換気方式や第3種換気方式を考えてみて下さい!


各換気方式の詳細はこちらをご参考下さい ⇒ 第1種換気方式 ・ 第2種換気方式 ・ 第3種換気方式


では次にこの第1種換気方式を使った方法でどう湿度を調節するかについて見ていきましょう!!


第1種換気方式と使った湿度調節の方法

ここからは「換気で湿度を調節する方法」についてです。


先程、上で紹介したように第1種換気方式の換気機器にはだいたい「熱交換素子」という部材が取り付けられております。


ここで新しい言葉がまた出てきますが温度だけを交換する場合は「顕熱式」、そして温度と空気に含まれる湿気(水分)を交換する「全熱式」の2種類があります。


上の【第1種換気方式のメリット・デメリット】で紹介したのは顕熱式の話となっており、この顕熱式に空気中に含まれる湿気(水分)も交換する全熱式の熱交換素子があります。


顕熱や潜熱・全熱に関する詳細はこちら ⇒ 顕熱・潜熱・全熱について


この全熱式の熱交換素子とは上で紹介した通り、「温度を湿度を交換(加温・加湿)」する事が出来るものです。


そして換気で湿度を調節する鍵となるのが、この「全熱式の熱交換素子」です。


先程、紹介した「熱交換効率」ですが、この言葉にもそれぞれ顕熱と潜熱を付けた「顕熱交換効率・潜熱交換効率:○○%」という性能値があります。


そこで注目して頂きたいのが「潜熱交換効率」です。


潜熱の交換とは、簡単な話「室内の空気に含まれた湿気を外気から取り入れた空気に加湿する」という事です。


この潜熱交換効率が50%の時、室内空気を排気する際に含まれてる絶対湿度のうち半分を外気が取り入れる空気に加湿する事になりますが、そのうち半分は外に捨てる事が出来ます。


この効果を利用して湿度を調節する訳ですが、この潜熱交換効率を使った湿度調節については、それなりの注意が必要です!


夏場は高温多湿で冬場は乾燥する日本の気候では必ずしもこの方法がプラスになるとは限りません。


では実際に第1種換気方式にて湿度を調節する時の注意事項を見ていきましょう!


第1種換気方式と使った湿度調節の注意事項

全熱式の熱交換素子を使った場合、温度と湿度を交換する事は分かって頂けたかと思いますが、この方法で湿度を調節しようとする場合は、注意が必要です。


それは「加湿し過ぎてしまう」可能性があるという事です。


高温多湿な時期の外気は、室内よりも湿気が多く給気時に取り入れる外気から入る空気には多くの湿気が含まれております。


そこに室内空気に含まれる湿気を加湿して室内に取り込むと住宅内の湿度がどんどん高くなってしまいます。


全熱式は冬場の乾燥時期には効果的ですが、夏場はあまり効果を得る事が出来ません。


したがって、夏場に梅雨や高温多湿となる地域に住まう方が第1種換気方式を採用される際は、湿気の交換を行わない「顕熱式」、冬場に過乾燥が心配される寒冷地に住まう方は「全熱式」の熱交換素子がついている換気機器を使う事をオススメ致します。


このオススメは地域によって異なりますので、夏は顕熱・冬は全熱と簡単に分ける事は出来ませんので、参考程度にご覧頂けると幸いです。


しかし、顕熱交換効率も潜熱交換効率の性能値を公表しているハウスメーカー等がよくいますが、このデータはチャンピオンデータ(最高の性能値)となっております。


ちなみにこの「熱交換効率」は換気風量が強い時、簡単に言うと風速(風の流れる速さ)が早い時は間違いなく性能が落ちます!


ちなみに顕熱交換効率:90%でも潜熱交換効率や全熱交換効率は70%位まで性能が落ちる場合もあります。


ハウスメーカーなどが公表している性能値はほとんどの場合、「顕熱交換効率」を表している事が多いので、しっかりと「顕熱式」なのか、「全熱式」なのかを確認して、「全熱式」の場合は潜熱・全熱交換効率を確認しましょう!!





管理者にだけ表示を許可する
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。