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空気線図から見る換気から入る湿気

前記事で「空気線図のエクセルソフト」をご紹介致しましたが、ダウンロードはされましたでしょうか?


除湿機の購入を検討中の方・室内の湿度が高くて困っている方・梅雨時期の湿気をなんとかしたい方・乾燥している冬季に湿度が高くて困っている方などなど、住宅に住まう人で『湿気に悩まされている方』は多いと思います!


そんな方々にとって温湿度計と空気線図はとても重要なものです。


『除湿』と言ってもなぜ湿度が高いのか?そもそも湿度が高いところはどこなのか?がハッキリ理解しないと『対策』をたてる事は出来ません。


そこで今日は前記事で紹介した「空気線図計算ソフト」と「温湿度計」を使って計算してみましょう!


換気から入る外の湿気

換気とは、住宅には必ず備わっている設備であり、自然換気や機械換気など必ず外気を住宅内に取り入れて、住宅内の汚れた空気と外の新鮮な空気を入れ替えております。


これは建築基準法でも定められており、よく「24時間換気」や「シックハウス対策」として知られていると思います。


しかし、この国は梅雨がある地域があり、夏は暑く湿気でジメジメしている季節があり、場合によっては住宅内よりも室外の方が温湿度環境が悪い時期があります。


そんな時期に住宅内に温湿度環境の悪い暑くて、ジメジメした空気を住宅内に取り入れるのは理想的ではありません。


ではいったいどれだけの湿気が室内に入り込んでいるかと言いますと・・・


例えば九州で気温:30℃・湿度:80%の時の絶対湿度はどれくらいの量でしょう。


空気線図計算表で計算してみましょう!

 ※ダウンロードがまだの方はこちらから ⇒ 空気線図計算ソフトダウンロード

 ※空気線図計算ソフトのダウンロード・使用方法はこちらをご参考下さい ⇒ 参考記事


ではさっそくですが、気温:30℃・湿度:80%の時の絶対湿度の量は『0.0216kg/kg』となります。

 ※絶対湿度についてはこちらをご参考下さい ⇒ 絶対湿度について


そして換気の機械が『第1種換気方式』の換気扇の時に住宅内に入り込んでくる湿気の量を計算する時は下記の計算式で求めてみましょう!


 ◆計算式:換気機器の換気量×時間×絶対湿度の量=住宅内に入り込む湿気の量


となります。


したがって・・・


 ◆換気量「100㎥」時 × 24時間動いて『24』 × 絶対湿度『0.0216kg/kg』=『51.84kg/kg』


『51.84kg/kg』の湿気(絶対湿度)が住宅内に入り込みます。


こうした計算式で住宅内に入ってくる湿気を計算する事が出来ますが、例に挙げたように『第1種換気方式』の換気扇を用いた時は入ってくる湿気もありますが、出ていく湿気もあります。


出ていく湿気についても計算式は同じですが、住宅内の温湿度条件によって出ていく湿気の量は違いますので、注意が必要です!


ちなみに『第1種換気方式』の換気機器には、『顕熱式』と『全熱式』があり、簡単に説明すると『顕熱式』は温度だけを交換して、『全熱式』は温度と湿度を交換します。


 ※換気方式や熱交換式の換気扇について、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください ⇒ 『第1種換気方式』


また『全熱式』の熱交換式換気扇を使った場合は、湿気を交換しますので、住宅から出る湿気の量に違いがあります。


単純に『潜熱交換効率や全熱交換効率』という交換効率があり、その効率が60%の場合では換気で住宅内から出ていく湿気の量が4割(6割を交換(加湿)するので)となりますので、注意してください!


以上で外から入ってくる湿気と住宅内から出ていくる湿気の量が分かりました。


次は入ってくる湿気に対して『除湿』する時はどれくらいの『除湿能力』が必要になるか見ていきましょう!


出入りする湿気と除湿能力について

上の記事で住宅内に入る湿気と出ていく湿気が分かりましたが、必ずしも外と家の中が同じ環境とは限らない為、出入りする湿気の量が必ず一緒という事はあり得ません。


ではどう計算するか・・・


上の記事で例にあげた気温:30℃・湿度:80%・換気量:100㎥・稼働時間:24時間の時に住宅内に入る湿気の量は『51.84kg/kg』。


では出ていく湿気の量を計算してみましょう。


住宅内の温湿度条件を気温:25℃・湿度:60%にした時、換気量:100㎥・稼働時間:24時間の時の出ていく湿気の量は・・・『28.56kg/kg』。


これは外と住宅内の温湿度条件が一緒ではないので、このように外の温湿度条件と住宅内の温湿度条件の時の絶対湿度の量を算出して『外の湿気の量-住宅内の湿気の量=除湿する必要がある湿気』とする事が出来ます。


上の計算で行きますと『51.84kg/kg』-『28.56kg/kg』=『23.28kg/kg』となります。


ここで「kg(キログラム)」で表される絶対湿度の量と「ℓ/h(リットル/1時間)」で表される除湿機の除湿能力をどう結び付けるかというと・・・


答えは「水の重さ」です。


水の重さ1kg(キログラム)は量で表すと1ℓ(リットル)になります


したがって、『23.28kg/kg』は『23.28リットル』という計算が成り立ちます!


そして1時間あたり1ℓ(リットル)の除湿能力がある除湿機を24時間稼働させて、やっと外から入ってきた湿気を除湿する事が出来るのです。


じたがって外の温湿度条件が悪い時期は、下記の湿気対策が必要になる事になります。


①除湿能力の性能が高い除湿機を使う。

②換気機器の換気量を減らす。 ※換気量を減らす事はオススメ出来ません。自己責任でお願いします。

③エアコンなどを活用する。 ※エアコンにも除湿能力はあります!


以上、夏場の湿気や梅雨時期の湿気対策は上記に書いたように部分的になりますが「温湿度計」を使って、住宅内の温湿度条件を知り、「空気線図計算ソフト」で外と住宅内の絶対湿度の量を算出する事で知る事が出来ます。


これから除湿機の購入を検討されている方は上記の方法を用いて、あらかじめ除湿機に必要な要素を絞り込む事が出来ますので、是非、参考にしてみて下さい!!



◆関連記事

 ・換気で行う加湿・除湿について ・エアコンを除湿機として使用 ・相対湿度について





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